米織小紋は伝統の米沢織でつくられています。
山形県米沢市は、古くは伊達政宗や上杉謙信、直江兼続など、
名だたる武将に由縁のある歴史的な土地で、江戸時代には上杉藩の城下町として栄えた町です。
米沢織は米沢で生産される織物の総称で、江戸時代中期に上杉藩主、上杉鷹山が
財政改革のため、当時米沢で生産されていた糸を武士たちに織物に織らせて、
付加価値の高い産業として発展させたことが始まりでした。

先染め細番手の糸を用い、高密度な紋織りが特長で、現在はハイブランドの生地生産地として
認知され、地元やファッション関係の人々には「米織(よねおり)」の名称で親しまれています。

『米織小紋』は、その米沢織の「細番手、先染め、紋織り」の特長を活かし、
日本古来の小紋柄を織で表現した織物です。
通常、小紋柄は捺染と呼ばれるプリントの手法を用いて作られますが、
『米織小紋』ではあえて織で表現し、織物ならではの風合いにこだわりました。
たくさんのバリエーションを提供するために、株式会社織元山口の写真織の技術を活用することで、
低価格でも様々な柄やアイテムを取り揃えることを可能にしました。
株式会社 織元山口は、山形県米沢市で米沢織を三代に渡って受け継ぐ機屋(はたや)です。
1923年に現在の代表取締役である山口英夫の祖父の山口憲一が「有限会社山口織物」を創業。
1988年からコンピュータによるジャカード織物の開発に着手し、
従来では作れなかった原画に忠実で緻密な写真織の技術を確立。
この分野では国際的なリーディングカンパニーとなっています。
現在、織元山口では緞帳やタペストリーなど一品制作の織物を中心に展開しており、
浅草寺落慶50周年記念の御戸帳や、
タイ国プミポン国王84歳誕生記念として日本からの公式寄贈品(肖像タペストリー)を手がけるなど、
国宝級の織物も制作する企業です。

また代表の山口英夫が作家として作る織物は、
米国メトロポリタン美術館をはじめとする海外の美術館にパーマネントコレクションされ、
数々の国内外のデザインコンペにおいて大賞を得るなど、
デザイン、アートの分野で世界的に高く評価されております。
国内においても第2回ものづくり日本大賞(経済産業大臣賞)を受賞しており、
その高い技術や品質は公として認められています。
有限会社フォトテックスは、2004年に株式会社織元山口の電子機器開発部門が独立し、
有限会社プロメッツとして創業しました。
2011年に社名をフォトテックスに変更し、現在の代表は山口英夫の実弟である山口尚夫が就任しています。

フォトテックスの由来は、写真のPHOTOと織物のTEXTILEを組み合わせた造語で、
織元山口が作る写真織の登録商標からきています。
フォトテックスでは、織元山口で開発された新しい織物の技術を、
より多くの人に使っていただくことを目標に、
コンシューマー向けの製品の企画、製造、販売を行っております。

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有限会社 フォトテックス
〒992-0077  山形県米沢市簗沢1790-1
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